会社情報


経営理念


1.お客様一人一人のご要望を聞き、
  最善で独創的な解決策を提案し実行する
2.お客様のご要望を実現できるよう社員教育を行い、
  社員の独立を目指す
3.すべてのお取引先に対して、
  役に立つ存在であり続ける
4.先人に学び若者を育てて、社会に貢献する


コーメーカー設立の思い


1.歴史的解釈

 1−1 戦国時代を思う

 戦国時代では室町幕府の政策が破たんしてきて、多くの人が苦しんでいた。そこに織田信長が現れ、規制緩和を実行した。確かに能力の高い人はその恩恵に与ったと思われるが、競争の厳しさは落ちこぼれを生み、不満のある人間が増大していったと思われる。そこに豊臣秀吉が現れ、”金はある。心配するな。”という政策を取ったが、実際には金がなかったので、破たんを招くことになった。人々は中央による統治に期待せず、自警団というようなものを築き上げていった。自警団では集団で農作物を作る人、警備する人などを中心に集落を形成した。徳川家康はそれを是認する形で、天下を統一した。

 1−2 今の時代を思う

 現代も戦国時代とよく似たところがあると思われる。規制緩和をして大競争時代に突入し、良くなった人もいるが、多くの人が苦境を経験している。次は金はあるという人たちが現れるのは、時代の流れである。誰が悪いわけでもない。戦国時代のように中央での役割は限定的であることを悟り始めてきている人は増えてきていると思われる。実は日本の政治が悪いのではなく、日本の国民が悪いのである。国民が力をつけなければならない時代がやってきたと私は解釈している。


2.これからの時代を思う

 今から江戸時代をやったところで、失敗するであろう。それだけでは、明治維新が何であったか、説明できないのである。明治維新で学ばなければならなかったことは何か?私が考えるところでは、近代科学の進歩の最も重要な点は継承であると考えている。ニュートンは重力を発見した。最も重要なことは微分積分を発明したことである。そして、後進のものに対して例えばロケットで宇宙へ行くのに役に立った。微分積分は、記述方法でもあり、概念を表すものでもあり、コミュニケーションの道具であった。そこから新しい技術の伝承が始まったのだと言える。
 これから戦国時代のゆるやかな”ムラ”を作るとしても、世界レベルは維持しなければならないのである。


3.これまでの時代を反省する

 高度成長期では、一部の人が勉強して多くの人はその指示を仰ぐという状況で進んできた。ワンマン社長などはいい例である。しかし、このような環境では指導者を除く人たちは受身で、あまり考えないことに慣らされている。映画”モダンタイムス”のように歯車として存在することを是認してしまった。この部分の労働を日本人ではなく、中国人やインド人に求め始めたとき、多くの日本人は苦境に喘ぐことになるのである。  結局、さらに良いものを作らなければならない。ここで良いものとは、今までの基準だけでなく、様々な基準が存在して成り立つ”良いもの”である。高度成長期における日本製品の高品位は、大量生産をよりよく利用することによって出来上がった部分がかなりある。弱点は殆ど同じものを作ることになっていた。もし、さらによい品質ということを求めると、今までの体制では大変難しいものであると思う。
 そのときに起きる問題は次のようなものだと思う。
 a.比較的特別な人が欲するので、大量生産ではなく、小ロット生産である。
 b.小ロットになったとき、工程計画や部品調達計画が立てられない。
 c.一度の不良流出が致命的な欠陥となりやすい。
 d.多くの中小企業は”下請け”であり、独自の管理システムを持っていない。
  持っているのは自社製品を維持するシステムではないことが多い。
 e.中小企業同士で協業するときに、クレームなどに対して問題が発生する。
  他の業界のことを知らないため、他社のクレーム対応の様子を評価できない。
 これらの問題に対応するには、今の時代ではコンピュータのデータベースシステムが最適であろう。これからの時代は、小さな企業でも独自のシステムを持つべき時代が到来すると考えられる。
 また、このような仕事をしようとする社員は、必ずしも一つの会社に属するのではなく、独立した会社に属したいようになるのは、自然の成り行きと考えている。独立しても協力関係が結べるようにしたいと考えている。


4.コーメーカーの使命

 コーメーカーの使命は、今まで独自のシステムを持つ必要がなかったか、下請け用のシステムしか持ち合わせていない比較的小さな会社に対して、あるいは、大きな会社であっても自分たちで考えたいという人たちに対して、その会社が想定する次の時代に対応するシステムを供給することである。その責任はコーメーカー(共同経営者)としても恥ずかしくないレベルで実行することにしたい。
 また、コーメーカーの設立メンバーは特にプラスチック射出成形に従事してきた人間が多いため、その仕事も実施する。そこにコーメーカーの開発したシステムを導入し、その評価を自分たちでも得る形にしたい。


コーメーカー株式会社代表取締役社長 兵藤 達哉







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